QUICK INTRODUCTION
デラウェアの、もうひとつの表情。
日本で長く愛されてきた葡萄、デラウェア。
甘く香り豊かな生食用葡萄として親しまれてきたこの葡萄を、果皮とともにアンフォラで発酵させると、まったく違う世界が現れます。
瑞々しい果実味。
果皮から生まれる繊細なタンニンと心地よい質感。
そしてその奥に、スパイスや紅茶を思わせるニュアンスと、じんわりと広がる旨味。
FOSは、
デラウェアのもうひとつの可能性を探るワインです。
WHAT IS FOS?
FOSとは?
FOS = Fermented On Skin in Amphora
つまり、
「果皮とともに、アンフォラで発酵」
- 葡萄
- 果皮ごとアンフォラ
- 発酵
- プレス
- 再びアンフォラ
- 約9か月
- 2026年5月 瓶詰め
2025年のデラウェアを果皮とともにアンフォラへ。
発酵が終わるとプレスし、ワインは再びアンフォラに戻されます。
その後もゆっくりと時間を重ね、約9か月を経て、2026年5月に瓶詰めしました。
アンフォラで発酵。
アンフォラで熟成。
葡萄からワインへ。
その自然な時間を、静かに見守りました。
WHY AMPHORA?
なぜアンフォラなのか?
ステンレスタンクや木樽が生まれる何千年も前から、人は土の器でワインを造ってきました。
しかしFOSにとってアンフォラは、単なる「古代への回帰」ではありません。
アンフォラは、
ワインに味を付けるための器ではない。
葡萄、果皮、発酵、そして時間。
それぞれが持つ個性を、余計な味を加えることなく表現するための器です。
古代から受け継がれた器から生まれる、
今を生きるワイン。
PHILOSOPHY
何も足さない。
何も引かない。
FOS 2025は、無介入で造られています。
しかし、無介入のワイン造りとは「何もしない」ことではありません。
むしろ、その逆です。
葡萄と発酵を常に観察し、変化を感じ取り、経験と感覚を研ぎ澄ませながら判断する。
何千年にもわたって人が続けてきた、葡萄が自然にワインへと変わっていく営みに寄り添いながら、非常に細い一本の線を歩いていくこと。
何をすべきかを知ること。
いつすべきかを知ること。
そして何より、
いつ手を加えないかを知ること。
ワインを「修正」するのでもなく、
あらかじめ決められた味へ導くのでもない。
葡萄に語らせる。
それがFOSのワイン造りです。
TASTING
味わい
デラウェアらしい華やかで瑞々しい果実。
そこに果皮由来の繊細なタンニンとテクスチャーが重なります。
柑橘や熟した果実、ハーブ、スパイス、紅茶を思わせるニュアンス。
そして飲み進めるにつれて感じられるのが、
「旨味」。
派手な香りだけで終わらず、口の中にゆっくりと広がる旨味と余韻が、FOSを日本の食卓にも自然につながるワインにしています。
FOOD PAIRING
FOSと日本の食卓
FOS 2025は、ワインだけで楽しむのはもちろん、食事と一緒になることで、さらに表情が広がります。
特に相性が良いのが、日本料理に欠かせない発酵と旨味。
味噌、醤油、麹、漬物など、発酵によって生まれる複雑な旨味と、FOSの持つ果実味、酸、タンニン、そして旨味が自然に重なります。
おすすめの組み合わせ
- 天ぷら
野菜、山菜、きのこ、海老など。衣の香ばしさと油をワインの酸が軽やかに受け止め、果皮由来のほのかなタンニンが余韻を整えます。
- 蕎麦
蕎麦そのものの香ばしさはもちろん、出汁や醤油の旨味とも好相性。特にきのこ蕎麦、山菜蕎麦、鴨せいろなどにも。
- 発酵食品
味噌、醤油、麹、ぬか漬け、発酵野菜など。発酵が生み出す複雑な味わいとFOSの旨味が響き合います。
- きのこ・山菜料理
土や森を感じさせる風味、ほろ苦さ、旨味がアンバーワインの奥行きとよく馴染みます。
- 焼き魚・西京焼き
魚の旨味や香ばしさ、味噌の甘味と発酵由来の風味を、FOSの果実味と酸が包み込みます。
- 出汁を生かした料理
昆布、椎茸、鰹節など、日本料理の中心にある出汁の旨味とワインの旨味を重ねて楽しんでください。
「ワインと料理を合わせる」というより、
料理とワインの中にある
“旨味”をつなげる。
そんな楽しみ方をしていただきたいワインです。
VINTAGE / PROJECT
毎年、同じワインを造らない。
FOSは、一度限りの実験ではありません。
フランソワ・デュマとGrape Republicが、デラウェア、果皮発酵、そしてアンフォラの可能性を探り続けるプロジェクトです。
しかし、毎年同じ味を再現することが目的ではありません。
自然は毎年違うからです。
天候が変わる。
葡萄が変わる。
ヴィンテージが変わる。
だから、ワインも変わる。
ヴィンテージが決める。
葡萄が決める。
私たちは、その声を聴く。
FRANÇOIS DUMAS
フランソワ・デュマ
フランス生まれ。
人生の半分以上を日本で暮らし、20年以上にわたり、日本のナチュラルワイン文化に深く関わってきました。
アート、建築、都市計画を学び、ラジオ、音楽プロデュースの世界を経て、幼い頃から人生とともにあったワインへ。
長年、海外の造り手とそのワインを日本に紹介してきた後、自ら葡萄と向き合い、ワインを造ることへと自然に辿り着きました。
建築、音楽、ワイン。
一見すると異なる世界ですが、その根にあるものは同じです。
土地。
人。
文化。
自然。
そして、
本物を探し続けること。
現在、長野のGENKI / 源気株式会社から、新しい章が始まっています。
FOS 2025
デラウェアが、
デラウェア自身になるためのワイン。
AMBER WINE
François Dumas × Grape Republic
GENKI / 源気株式会社
NAGANO · JAPAN
WINE INFORMATION
- ヴィンテージ
- 2025
- 葡萄品種
- デラウェア 100%
- 産地
- 山形県
- 醸造
- Grape Republic / 山形県南陽市
- コンセプト
- François Dumas
- スタイル
- アンバーワイン
- 発酵
- 果皮とともにアンフォラ発酵
- 発酵後
- プレス後、再びアンフォラへ
- 熟成
- アンフォラ
- 醸造・熟成期間
- 約9か月
- 瓶詰め
- 2026年5月
- 醸造への介入
- なし
PROFESSIONAL TECHNICAL DATA
ワインプロフェッショナル向け分析値
| Alcohol / アルコール | 12.5% |
|---|---|
| pH | 3.60 |
| Total Acidity / 総酸度 | 5.92 g/L |
| Density / 密度 | 0.99062 |
| Tartaric Acid / 酒石酸 | 0.44 g/L |
| Extract / エキス分 | 2.0% |
FOS 2025
FERMENTED ON SKIN IN AMPHORA
GENKI / 源気株式会社
12~14℃に軽く冷やしてお召し上がりください。